これを運命とするならば





―――指が。唇が、舌が。
熱のこもったそれが、私のカタチを確かめるように這っていく。






ソファに押し倒してすぐ、私は何かに気づいた様子の正臣さんに抱き抱えられ、ベッドの上に下ろされた。
すると、彼はすぐに私の首筋に吸いつく。



「…ん!ちょ、正臣さん!?」


「ん?」


首筋に舌を這わせたまま返事をした正臣さんだったけど、私は何から言うべきかわからなくなって次の言葉を紡げない。


…病み上がりでしょ!?てか、私シャワーも浴びてないのに!





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