桜の木の下でー落とした花びらが知っていたことー
少女「どうすれ…」


女性「たしかに。」


女性は少女の言葉を遮るように言った。


女性「確かに僕の全てを話せば
僕は今、死ぬことはなくなるんだろうね。」


少女「それならっ…」


女性「でも…
そんな先が見えてる人生なんて僕はいらない。」


少女「馬鹿なのかい?
そんなことを言ってる場合じゃないだろう?」

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