桜の木の下でー落とした花びらが知っていたことー
灯鞠「ああ。
僕にも君にもこれから先辛いことも苦しいことも泣きたくなるようなことも
たくさん起こると思うんだ。
でも、そのたびに運命を変えることなんて出来ない。
自分でどうにかするしかないんだよ。」


絵理「…。」


灯鞠「未来の僕が言ったように向き合うしかないんだ。」


絵理「そんなの…分かってるよ…。」


灯鞠「いや、分かってないよ。
分かってるつもりになってるだけで…。」


絵理「私は…!」


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