桜の木の下でー落とした花びらが知っていたことー
灯鞠「君にとって今起こってることが
どんなに辛いことかなんて残念ながら僕には分からない。
でも…僕は知っている。」


絵理「…。」


灯鞠「横山絵理は簡単に折れてしまう人間なんかじゃないって。」


絵理「灯鞠…。」


灯鞠「会って数日しか経ってないのにね。
君とは長い間一緒に居たように感じてるんだ。」


絵理「…。」


灯鞠「僕に言えるのはここまでだ。
どう動くかは君次第だよ。」

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