俺様王子は運命の人。


「あ、大丈夫です・・・」

「敬語、やめてくんねーんだな。」



また辛そうな顔。

その顔をされると胸が痛くなる_。




「あ、少しずつ頑張るね。」

「マジ!?サンキューな。」




可愛い笑顔で返してくれた北山先輩。


「後はヒロだぞ!!」

「それはもうちょっと・・・」





沈黙ができた。








「わぁーったよ!」


あたしの髪の毛をくしゃっとする北山先輩。









「待つよ、まゆが普通に呼んでくれるまで。」
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