俺様王子は運命の人。


「明日休みだしさ!!泊まって行きなよ」

「お、織乃!?バカ言わないで!!」

「なんで?あたしの部屋なら問題ないでしょ?」

そりゃそうだけど・・・

いいのかな?・・・ヒロを見る。


「いいじゃん。じゃぁそこの変態は俺の部屋だな。」

「変態言うな!!」

「じゃぁあたしの部屋行こう!おやすみ、狼共。」

「ま、待って織乃!!おやすみ!!」


織乃が先に出て行ってしまって慌てて追いかける。



-涼介side-


「なぁ涼介。」

「ん?」

「ハマるのって怖いな。」

「え?」


ヒロの言ってる意味がわからない。




「まゆのこと俺だけがどんどん好きになってる気がする。」

顔が悲しそうなヒロ。


「バカ?そんな弱気言ってると俺が奪うぞ。」

こうでも言わないとダメだから__。

俺だって辛い。



好きな奴が近くにいるのに、

俺を見てくれない。




「どんなに辛いと思ってんだ。俺様。」
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