非常禁講師


「おー!4限なくて困って
 今から2A行こうかと
 思ってたんだよ。
 ありがとな、新藤!」



成瀬は柔らかく微笑む。
もう名前…覚えたんだ…
って先生だから普通か…。


そのまま私となっちゃんは
教室へ戻り、お昼ごはんを食べ始めた。



「てか携帯ほんとに壊れたの?」


「だって無反応だもん、ほら。」


「んーでも電池パックを
 こう入れ直したりしたら…」



すると携帯が白く光った。
画面に映るSoftBankのロゴ。



「えー…うっそ」


「よかったじゃん!」
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