☆男子高校生の日常☆








「久しぶりですね、千波」


「深織、みんな…久しぶり!!」


「「だな!!」」


「何年振りだっけ?」


「んー、分かんねえ」


「てかさ、千波ってそこら辺の野郎共を倒してたよな!!」


「確かにそんなこともあったなー」


「相変わらず、変人なんですね」






あたしたちは思い出話に花を咲かせた


おい深織、誰が変人なんだよ!!







思い出話はすぐにおわってしまった


コイツの一言で







「いま、炎龍ってどうなの?」


「……」


「あれ、でも達珂(たつか)達が千波のこと探してるよな?」


「……」


「千波は、炎龍にいないんですか?」


「…うん」


「そう、ですか」






空気が重くなる



誰一人として、口を開こうとしない


ただ、時間だけが過ぎていく








気まずいふいんきに、すごい逃げたくなった










< 14 / 42 >

この作品をシェア

pagetop