☆男子高校生の日常☆
「久しぶりですね、千波」
「深織、みんな…久しぶり!!」
「「だな!!」」
「何年振りだっけ?」
「んー、分かんねえ」
「てかさ、千波ってそこら辺の野郎共を倒してたよな!!」
「確かにそんなこともあったなー」
「相変わらず、変人なんですね」
あたしたちは思い出話に花を咲かせた
おい深織、誰が変人なんだよ!!
思い出話はすぐにおわってしまった
コイツの一言で
「いま、炎龍ってどうなの?」
「……」
「あれ、でも達珂(たつか)達が千波のこと探してるよな?」
「……」
「千波は、炎龍にいないんですか?」
「…うん」
「そう、ですか」
空気が重くなる
誰一人として、口を開こうとしない
ただ、時間だけが過ぎていく
気まずいふいんきに、すごい逃げたくなった