☆男子高校生の日常☆
友達
シーンと静まった教室に和真に押されて入った
みんなの視線がいたいです…
「自己紹介しろ、千波」
「えっと、中川千波です。とりあえずよろしく?」
「席は廊下側の一番後ろだ」
「そこは流れ的に窓側じゃないのか!?」
「さっさと座れ。あと、千波に手出すんじゃねぇぞ、泣かせたりしてもダメだかんな。俺が殺されるんだからな!?」
「ふつーは『俺が殺してやるからな!!』とかじゃないの!?そこ自分守っちゃうの!?ねぇ!!」
「うるせえな、早く座れや」
「はい、そうさせていただきます」
和真に怒鳴られ急いで自分の席についた
男子校に入ると守られることが定番なのに…
あたしは今日守られたか?
朝は鷹也がいなくて
学校に来たら近づくなって言われて
みんなに変人扱いされて……
あれ?守られてる?
なんてこった∑(・Д・;)!!
あたしは一度も守られてないじゃん!?
女の子扱いすらされてない気がするとはあたしだけか!?
そうだった!!
あたしは今男なんだった!!