☆男子高校生の日常☆
―…チュンチュン、鳥のさえずりが聞こえる
「ふぁぁ」
欠伸をこぼし、伸びをする
カーテンを開けると、太陽の光が部屋を明るく照らし出した
目覚まし時計が太陽の光を受けて反射している
「…ん」
カチカチと目覚まし時計は動いていた
いや、正確に言えば31秒と32秒の間をさまよっていた
嗚呼、嫌な予感がする
こういう時に限って嫌な予感は当たるものだ
ほら、嫌な予感は的中した
「…だぁぁぁ!!鷹也っなんで起こしてくれなかったの!?もう9時じゃんかぁ!!」
勢いよく部屋を出て階段を駆け下りる
リビングのドアを開けると、そこには鷹也の姿はなかった
そのかわりに、机の上に一枚の手紙が置いてあった