君のための嘘
「ラルフ、さっきはどうして寝室へ行ったの? 気分でも悪かったの?」
今も蛍光灯の青白っぽい色の下のせいか、ラルフの顔色が良くないように見える。
「気分は悪くないよ。せっかく寝室を変えたんだから見てもらわないとね。思惑通りに侑弥が来てくれて良かったよ。今頃、侑弥から寝室の雰囲気を美由紀は聞いているんじゃないかな」
「本当に? 具合悪くない? 急に行ったから……」
「ああ。どこも悪くないよ」
「……良かった。あ、これ洗っちゃうからラルフは先に休んでね」
キッチンにいっしょにいると、先ほどのキスを思い出して恥ずかしくなってしまう夏帆は言った。
「夏帆ちゃん、今日はうまく行ったと思うよ。ありがとう」
夏帆の頭をポンポンと軽く撫でてラルフはキッチンを離れた。
今も蛍光灯の青白っぽい色の下のせいか、ラルフの顔色が良くないように見える。
「気分は悪くないよ。せっかく寝室を変えたんだから見てもらわないとね。思惑通りに侑弥が来てくれて良かったよ。今頃、侑弥から寝室の雰囲気を美由紀は聞いているんじゃないかな」
「本当に? 具合悪くない? 急に行ったから……」
「ああ。どこも悪くないよ」
「……良かった。あ、これ洗っちゃうからラルフは先に休んでね」
キッチンにいっしょにいると、先ほどのキスを思い出して恥ずかしくなってしまう夏帆は言った。
「夏帆ちゃん、今日はうまく行ったと思うよ。ありがとう」
夏帆の頭をポンポンと軽く撫でてラルフはキッチンを離れた。