君のための嘘
コンタクトのせいでラルフの顔が細部まで見えてしまって訳もなくドキドキしてしまうのだ。
私って、美形に免疫ないからな……。
などと考えながら、俯いて適当に選んだフレームをラルフに見せる。
そのフレームを見てラルフは顔をしかめる。
「黒いフレームよりこっちの方が似合うと思います」
ラルフが手に取って夏帆に見せたのはとても軽い、シルバーのスタイリッシュなフレームだった。
ふと、値札を見た夏帆はぎょっとなった。
10万円超えてる……店内には1万5千円で作れますって書いてあるのに……。
「あの……考えてみたら、コンタクトも作ったことだし……メガネはいらないんじゃないかって……」
夏帆はラルフの手からスタイリッシュなフレームを奪うようにして、ガラスケースの上に置いた。
私って、美形に免疫ないからな……。
などと考えながら、俯いて適当に選んだフレームをラルフに見せる。
そのフレームを見てラルフは顔をしかめる。
「黒いフレームよりこっちの方が似合うと思います」
ラルフが手に取って夏帆に見せたのはとても軽い、シルバーのスタイリッシュなフレームだった。
ふと、値札を見た夏帆はぎょっとなった。
10万円超えてる……店内には1万5千円で作れますって書いてあるのに……。
「あの……考えてみたら、コンタクトも作ったことだし……メガネはいらないんじゃないかって……」
夏帆はラルフの手からスタイリッシュなフレームを奪うようにして、ガラスケースの上に置いた。