君のための嘘
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ラルフの執務室に入ると、豪華な黒革のソファに座るよう勧められる。
「いいです」
「アルバイトのはずじゃないのかい?やっぱり体調が悪いの?」
「忘れちゃったの?ラルフがアルバイト先に連絡して辞めさせたんでしょう!?」
とぼけるラルフに夏帆は苛立ち睨みつける。
「なんのことだい?電話などしていないよ?」
「嘘ばっかり吐くラルフなんて信じられない!店長は男性って言ったんだからっ 明日のロスまでのチケットを予約してっ、どこ経由でもいいから! もう耐えられないっ」
夏帆は言い捨てるように言うと、乱暴に執務室のドアを開けて飛び出した。
ラルフの執務室に入ると、豪華な黒革のソファに座るよう勧められる。
「いいです」
「アルバイトのはずじゃないのかい?やっぱり体調が悪いの?」
「忘れちゃったの?ラルフがアルバイト先に連絡して辞めさせたんでしょう!?」
とぼけるラルフに夏帆は苛立ち睨みつける。
「なんのことだい?電話などしていないよ?」
「嘘ばっかり吐くラルフなんて信じられない!店長は男性って言ったんだからっ 明日のロスまでのチケットを予約してっ、どこ経由でもいいから! もう耐えられないっ」
夏帆は言い捨てるように言うと、乱暴に執務室のドアを開けて飛び出した。