俺様君の彼女ちゃんっ!
ったく、懲りない人たち…。



もっと言っておくべきだったかな?



そうちょっとだけ後悔しながらも私は家の敷地内にある道場に向かった。




あっ…ちゃんと説明しますね。




私の家は島崎一家。




っていうところまでは言ったはず…。




その島崎一家っていうのは決して悪いものではありません。




確かにケンカはするけどそのケンカは警察のほうから応援要請があったときだけ。




その応援要請って言うのは麻薬やシンナーなどいわゆる法律にひっかかるものやことをしている奴らを捕まえるというもの。




奴らを捕まえるためにはやっぱりそういう世界の奴らが一番いい。




だから奴ら敵地へ乗り込んで捕まえる…まぁ、要するにケンカでだけど。




そこまでは私達、島崎一家の仕事…。




それからは私の叔父にあたる警視総監が捕まえるってわけ。




そのことを知っているのはパパとじいちゃんが信頼しきった人たちしか知らない。




もし島崎一家が警察つつるんでることがバレたらこの家が危ないから。




それにバレたら奴らに警戒されてしまうから。




だから知らない。




それで昨日ある事件に協力して打ち上げを…朝までしてたってわけ。




それでママもばあちゃんも呆れて家をでていっちゃった。




ま…これはいつものことなんだけどね。




パパとじいちゃんと一緒に飲んでいたのは十数人ぐらいの男の人たちで…じいちゃんとパパの部下みたいなもの。




みんな私が小さい頃からしっていて遠慮をしらない。




だからってこんな時間まで飲まなくてもいいのにね。





本当、呆れるわ…。




あっそうだ、あと説明しなきゃいけないのが…道場のこと。




島崎一家はそれだけじゃなくて道場もやっている。




道場は家のはなれにあって剣道、柔道、空手、合気道…などなどいろいろなことをやっている。




たまにママとばあちゃんが生け花教室や茶道会をしているほど。




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