俺様君の彼女ちゃんっ！

ちょうどその２週間前がリナの誕生日で妹が熱を出したのがウソだとわかって家を飛び出してきたみたい…。




「…そんなことがあったんだ」




「どうしよう！…私…捨てられちゃうのかな？」




話終わった後またリナの瞳に涙がたまる。




「り、リナ！とりあえず…落ち着こう？ここ、お店だから！」



私は焦ってリナをなだめる。




「ご、ごめん…」




「「大丈夫」」




それから場所を変えることにして近くの公園に来た。




「…リナ、もしかしたら…勘違いかもしれないよ？」



この重たい空気の中ハルが口を開いた。




「そうだよ…確かに、誕生日来なかったのは悪いと思うけど…ちゃんと話してみたら？」




私とハルの言葉にリナが顔を上げる。




「でも、でもっ…もし本当に浮気してたら…私、立ち直れない…」



いつも大人っぽくて笑顔が耐えないリナが笑ってない。



そんなリナをハルがそっと抱きしめた。



そのとたんに泣き出すリナ。



リナの彼氏のマサは私達が通う西岡高校の四天王に入っていて。



あっ四天王っていうのはですね。



学年でもモテる人たちからなる…いわばイケメン組ですね。



その中に入っていて彼女がいるにもかかわらず告白されることの多いほどモテ男クンなんです。