君への愛をこめて
chapter 6

再会、引越しの日

引越しの日



三年ぶりに地元に帰ってきた

正確には二年…


でもあの日を除けばひさびさの地元だし
ほぼ三年といっていい

仕事は前バイトしていたガソリンスタンドに就職が決まった

ガソリンスタンドの主任は君ならぜひと温かく迎えてくれた

帰ってきた地元だし
仕事も真新しいこともない

なんの新鮮さもないけど
だけど、おれの新しい人生の出発



新しい自分の部屋
かなりボロい、狭い

でも新しい人生には充分すぎる、すべてがある
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