私は幼なじみが大嫌いです!!
美優SIDE
「俺はお前の事、嫌いじゃ・・・」
「私は、あんたの事なんか、大嫌いよ!!」
そう言って私は智也から逃げるように走った。
後ろから、私の名前を呼んでいるのを無視して。
しばらく走っていると、後ろから私の名前を呼ばれた
振り向くとそこには、同じテニス部で親友の大津あやねが居た。
「あ、あやね・・・・」
「あれ?どうしたの?元気ないじゃん」
あやねは心配そうに私を見て、
一言、付け加えた
「それに、雪村君と一緒じゃないなんて、珍しいね?」
「ぅ・・・・」
私は仕方なくさっきの事を話した。
「へぇ~・・・」
全て話し終わると、あやねはなるほどと、いった顔をした。