LOVE★バレンタイン
それなのに



……何も返せなかった。



それが悔しかった。




「いいよ




お礼言わなきゃいけないのは



……私の方」




「え?」




「涼歌のおかげで



目が覚めたの」




あれはただの私の願望だった。



私はちゃんと



お姉ちゃんの役に



たってた?




「私……がんばるから! 



応援してて」




大丈夫。








私は1人じゃない。


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