LOVE★バレンタイン
――次の日




「ふぁ~……」



大きなあくびをしてから



私はベッドから飛び降りた。



「今日こそは


神門君と話すんだからっ!」



そう決心した時。



隣の部屋から


大きな物音がしたかと思うと



次は聞き慣れた


叫び声が聞こえてきた。



「キャア~~~ッ!!!!!」




それを聞いて


急いで隣の部屋へ向かう。



隣の部屋は確か……


お姉ちゃんの部屋だったよなぁ……?




「どうしたっていうの?



朝っぱらから


そんな声出してさぁ~」



もう散々だというような顔をして


呟いて見せた。



すると



「だっ……だってぇ~」



そう言ってお姉ちゃんが


足元を指差す。



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