LOVE★バレンタイン
「く~っ! 寒いっ」



赤くなる鼻を押さえながら


私は大通りを歩いていた。



もう辺りは真っ暗で


人も少ない。



「無理ないよね……。


こんなに寒くて



暗いんだもん」



手にはたくさんの板チョコが入った



スーパーの袋が2つずつ。



(定員には、何個買うんだ?



って目で見られたし……最悪)



お姉ちゃんのせいで



私が変人扱いされたのだ。



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