セロリは嫌い
いつか友達なくすよ〜

合コンの度に途中で抜けてばかりの私を親友は叱ってくれる。

でも、このたやすく手に入るドキドキはやめられない。


店の外で待っていると、たかとが私の荷物を持って出てきた。

「お待たせ。あやか具合悪そうだから送るって言っといたよ。」

「ありがとう。」

そういって、どちらともなく手をつなぐ。

一本裏に入れば、そこはホテル街。

「どこにする?」

たかとが少し意地悪そうな目をして聞いてきた。

「え…たかとくん決めてよ…」

すると、繋いでいた手をほどいてたかとが腰に手をまわし

「早く決めないとここで始めるよ」

シャツの隙間から指を滑りこませて直に肌をなぞる。

「…っ‼ちょっ…とまっ…っん‼」

「ほんとに感じやすいね。我慢してるの?」

私は少し涙が浮いた目をたかとにむける。

「お願い…」

たかとは黙って私の腰を抱いてホテルへと入る。
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