セロリは嫌い
くちゅ くちゅ と、有線の音の隙間にキスの音。

部屋のドアが閉まると同時に私たちは求めあう。

舌を絡めあい、それだけで立っていられなくなりそう。

たかとのシャツをぎゅっと掴むと彼がふっと笑う。

「ベット行こうか。」

普通に言われるとなんだか恥ずかしい。

「お風呂…入る…」

少し逃げ腰の私を驚いた表情でたかとが見たあと、強く腕を引っ張られて
ベットに組みしかれた。

「慣れてるのか慣れてないのかよくわからない人だね。」

そう耳元で囁かれると、くすぐったくて身をよじる。

「耳も気持ちいいんだ。」

たかとが耳の穴に舌を入れる。頭の中にくちゅくちゅと音が直接響いて、脳が犯される。

「やっ…ぁぁん…!」

そして首筋。たかとの舌が舐め上げた時、更に強い刺激を感じる。

すっかりはだけた私のシャツ。フロントホックのブラはもう外され、たかとの手が私の胸を覆っている。形をかえる胸。

「あっ…ふ…んんっ‼」
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