狂愛彼氏
幸せ
朝、目が覚めた時
一番に君を見る
~幸せ~
起きたら腕のなかにあるぬくもりが、ごそごそと動いていた
こんなに早く起きるわけがないから、寝返りでもうとうとしているのか
「・・・ん、きょぅちゃん」
夢のなかでも俺と一緒にいてくれてる
嬉しくて頬が緩む
「絵留・・・」
絵留のやわらかくて綺麗な髪を撫でた
頬を撫でると、くすぐったいのか少し動いた
「・・・可愛い」
髪
瞼
目尻
頬
鼻
口
絵留の可愛いそこにキスをしてみた
「むぅ・・・」
絵留の大きい目がひらいて、俺を見た
「もぉ、くすぐったいよ」
「悪い・・・」
「んーん。嬉しいから、大丈夫」
その笑顔が俺を幸せにする
その存在が俺の生きる意味
「恭ちゃん、もうちょっと寝よ?」
「ん・・・」
「ギューってしててね」
「・・・ん」
もう一度、絵留を抱きしめる
幸せだと思う
(君がいるから、幸せになれる)