君の、瞳に。【短編】




今、鈴、あっくんのこと“嵐”って言ったよねぇ!?




え!何で!?






「てか、鈴さ。

あのタイミングで入ってくるとか、超邪魔」


「……誰のおかげだと思ってんのよ…。


まぁ、いいや出てくよ。

って事で、ごゆっくり」



そう言って部屋を出ていこうとする鈴。



「ちょ、待ってよ!」



そんな鈴の腕を思いきり掴む。




…な、なんか、あっくんと鈴、普通に話してますけど…。



「い、意味が分からないんだけど…?」



ぶっちゃけ、全然意味が分からない。






「…へ?

嵐、何も言ってないの?」

「え?」




あたしはグルリと、あっくんを見る。






目が疲れたのか、また目を瞑ってる。





< 48 / 54 >

この作品をシェア

pagetop