年下の君にベタ惚れ中【完】
「男バスが試合してたのかー…。にしてもギャラリー多いね」




咲由紀がびっくりしながら言った。




確かに多い…。
そーいえば滝磨の代の男バスは県内でベスト4に入る強いチームって言ってたな…。



あたしは遠くから男バスを見つめた…。





その時、サラサラの髪、爽やかな笑顔。




あっ!!
結城君発見!!
背番号5番なんだ…。
すごー…。



ポジションは…
ポイントガードかな??



「あの5番すごいねー…。ポイントガードだと思うけど上手い」



さすが咲由紀…。



「あの子だよ。さっき言った子」



「あの子!?」



あたしがそう言うと咲由紀は呆然としながら結城君を見た。




てか結城君モテ過ぎだから。



ギャラリーの女の子ほぼ多分結城君目当てじゃん。



結城君がシュートを決めるごとに黄色い声が聞こえる。



結城君すごい人なんだ。






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