年下の君にベタ惚れ中【完】
ドヤ顔でそう言う滝磨。



ちっ、それを言われるとあたしは何も言えなくなるんですけど。


「………」



何も言えないあたし。



「そんな優しい弟に姉ちゃんは何も言ってくれないんだぁ。まぁ、それなら俺は姉ちゃんの秘密を結城に言うけどね」



えっ。



あたしの秘密!?



それは困る。



滝磨の顔をチラッと見ると良いんだぁー。って顔をしている。



………しょうがねぇ。



「分かったわよ、その代わりティラミスだけだからね」



そのくらいなら…ね。



「うっし!これで今年も一番多い!」



そう言うと滝磨はガッツポーズをした。


って、狙ってたのそこかーい!




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