年下の君にベタ惚れ中【完】
パサッー



結城君がまたレイアップでシュートを決める。




「キャァァァー!」



女子の黄色い声。



結城君かっこよすぎるよ。



あたしの鼓動が早くなるのが分かる。




その時…



「空さん!!咲由紀さん!!久しぶりです!!」



少し大人びたあたしの部活の後輩が走って来た。



「おっ!!久しぶりじゃん!!」



あたしがそう言うと後輩は




「久しぶりに一緒にバスケしましょーよ!」



嬉しそうにそう言った。



やるやる〜!!



やったー!!



「だけどバッシューないじゃん」



咲由紀が残念そうに言った。




そうじゃん、じゃぁ、出来ないじゃん。





(※バッシュー→バスケットシューズの略)






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