年下の君にベタ惚れ中【完】
「え、あ…」



あたしが結城君になんて言っていいのか分からなかったから戸惑っていると…



スタスタとリビングの方へ向かっていった。




へ、へぇ!?



結城君、何するのぉ!?



結城君はゆっくりとお母さんの方へ向き直り…、



「あ、挨拶しなくてすみません」



そう言ってちょこっと頭を下げた。




「な、何言ってるのよぉ〜?結城君、礼儀正しいし、あたしは嬉しいわぁ」



そう言って微笑むお母さん。



あ、なんか嬉しいんですけど…。




「ありがとうございますっ!これからもよろしくおねがいします」



うわ…、結城君ってほんとに礼儀正しい。



あたしより二個も下とか…、本当にありえない。



そんな、大人ぽい所にあたしは惚れたのだ。




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