年下の君にベタ惚れ中【完】
そんなこんなで結城君は少しおしゃべりした後すぐに帰っていった。



結城君が帰った後リビングに行ってみるとポテチを頬張りながら録画した番組を見ている滝磨の姿があった。




そういえば滝磨って結城君の家に行ったことあるのかな…?



「たーきとっ!」



わたしは滝磨の食べているお菓子を一つ盗んで隣に座った。




「うわっ…!姉ちゃん!俺のポテチ勝手に食べんなよ!」



警戒しながらわたしの方を見る滝磨。



「一個食べただけでそんな警戒しなくても良いじゃん〜。もう一個ちょうだい♩」



滝磨はポテチの袋に手を入れて一個だけ取り出すと私に渡した。



「本当に一個…」



「うるさーい。そう言うなら食べんなよ。太るぞ」



へいへーい。
ひどい弟。



ってこのやり取りをしに来たんじゃなくて…。







< 193 / 372 >

この作品をシェア

pagetop