年下の君にベタ惚れ中【完】
あたしはまだ結城君と彼女が曲がってきた曲がり角をじっと見つめた。
結城君が戻ってくる気配は全然ない。
まぁ、あたしがいることに気づいてなかったから当然か。
気づいていても戻って来なかった可能性もあるけどさ。
それでも、それでもあたしは
好きだよ…。
結城君…。
彼女がいると分かったけど、それでもやっぱり諦める事は出来ないと思う。
だから、少しの間だけでもいい。
貴方の事を好きすぎるので泣かせて下さい。