3days with you.
「俺、事故って死ん…」
ー…チャリンチャリン!!
「危ない!」
後ろから来た自転車に危うくひかれそうになる。
高梨くんの腕をあたしはとっさに自分の方へ引っ張った。
「危ねぇだろ!」
「すみません!」
って…、なんであたしが謝ってんの。
「……じゃうかも……あはは…」
「あはは…じゃないわ!!」
こんなんじゃ、死ぬのも
シャレになんないから!
「だからよろしく頼むわぁ〜」
えへへと笑う高梨くんの頭を
一発バシッと叩いた。
「いでっ…!!」
「家までだから」