3days with you.


「ちょ…!手離してよ!逃げないから!」

「はいはーい」


高梨君は空返事をするも、あたしが抵抗
すればするほど手を握る力は
強まるばかりだ。

歩きながら抵抗して、しばらくすると
高梨君は手の力を緩めた。

その瞬間あたしは、勢いよく手を引っこ抜いた。


「やっと離し…」

「やっと着いたー」



え?



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