会いたい君へ
「俺の彼女のナナです」

コウキがあたしを紹介する。

「あけましておめでとうございます。ナナです」
…これでよかったのかな。

「そうかそうか。なんだかお前の彼女にしては意外な子だな。もっと派手な女を連れてくると思ってたよ」

「いや…」

コウキは苦笑いをした。

あたしってそんなに地味かなぁ。

まぁいいけど…。


テーブルの上には蟹とか大きな舟に盛ってるお刺身とか沢山。

こんな豪華な料理見たことない。

つい目がそっちにいってしまう。
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