愛しき人
・・・・ちゅんちゅん・・・・・

朝日とともに鳥の鳴き声が聞こえてきた。

『あー。よく寝た。』

時刻は6時。気持ちよい朝だった。

シャワーを浴びて、体を起こして。

朝ごはんはトーストとベーコンエッグとコーヒーにした。


・・・・・ぷるるるるる・・・・・


----あっ電話だ。もしかして真人??------

『もしもし、・・・・・・』

『うん。わかったよ。今から準備してそっちに行くね』



コンシェルジュに連絡をしてタクシーの手配をしてもらった。


「片瀬さま、タクシーがエントランスに到着しました」
コンシェルジュから連絡がはいった

『ありがとう。助かりました。今おります』

そう伝え、私はエレベーターに乗り込んだ。

コンシェルジュに会釈をしてエントランスに出ようとしたとき、

私の横をすぎる背の高い男の人とすれ違った。

誰だろう。なんか見たことあるような気がするけど????

でも、頭ぼっさぼさでメガネかけてる人なんて知り合いにいないし、気のせいかしら。


タクシーの運転手に行き先を伝え、静かに発進した。

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