愛しき人
コーヒーを淹れなおして、みんなに配った。

「「うまいな~。ありがとう」」

みんなから、そんな言葉をもらったら、少しうれしいけど、恥ずかしかった



『課長。この後は何をすれば、よいですか?』

「おー。それじゃ。この資料に目を通して。何か気が付いたことがあったら付箋付けておいて」

『はい。』

資料をにらめっこして・・・・


はあー。資料を読むだけで目がいたいよ----


数時間が経過していた・・・・


「おい。片瀬。昼休憩にしろ。」

『はい。』

「おい。エリ。お前、片瀬と一緒に昼いってやれよ。」

「はい。私はいいですけど、課長はいいんですか?」

「何が・・・」

「だって、休憩も含めて、教育かかりは一緒のはずでしょ。」

「休憩まで、一緒にしたら、片瀬、明日から出社拒否になりそうだからな」

『「ぷっ!!」』

「なんだ。二人とも・・・・」


そう。教育かかりと一緒にランチをするのは当たり前のことだった。


「課長。じゃぁ、片瀬さんとランチ行ってきますね。」

「おぅ。宜しく」

『課長、では、お先に休憩失礼します』

「おう。ただし、時間厳守だぞ。いいな」

『ハイ。』
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