愛しき人
会社を出ると、私はすぐに、真人に電話をした。

『あっ。真人。今仕事終わったから。』

「おう。待っていたよ。」

『真人。今どこにいるの。外みたいだけど・・・』

「今、お前を見てるよ・・・・」

『えっ??』

「こっちだよ。」

周りを見回すと・・・・

『まさと~。どうして、ここにいるの?』

「迎えに来たんだ。言っただろ。今日は仕事は休みだって」

『うん。聞いていたけど、こんなことしてくれたの初めてじゃない?』

「おう。だって、今日からだろ、きちんと仕事するの。」

『覚えていてくれたんだ。なんか嬉しい。』

「相変わらず、かわいい反応だな」


真人が後ろから、抱きついてきた・・・・

『もう。真人ったら・・・』


その時にまさかみられていたなんて思わなかった・・・・

  
「飯でも食いに行くか?何がいい?みさき??」

『何でもよいよ。久しぶりに真人に会えたからうれしくって。。。』

「かわいいな。みさき。」

『もうー。恥ずかしいってば』

「オレんちでもいい?」

『うん。』

「じゃっ。デパ地下でうまそうなもんかって帰るか。。。」

『うん!!』

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