愛しき人
「この資料なんだけど、クライアントが納得しないのよ。なんとかいいアイデアないかしら・・・」

『エリ先輩、これって、あのグラフと絵を付けて、お堅いお偉いさんでもわかるようにしたらどうですか?
いわゆる、幼稚園児でもわかるように・・・・』

「みさきちゃん・・・すごい発想&・・・ね」

『課長といたら、こんな感じになってしまいました・・・』

「言えてるわ。課長が話したのかと思ったもん・・・」

『では、とりあえず、作ってみますね。できたら確認をお願いします。
期限はいつまでですか?』

「どれくらいで仕上がる??出来れば、早いほうがよいのだけど・・」

『そうですね。今日に夕方には仕上がるかと思いますが・・・』

「そんなに早く?大丈夫??」

『はい、他の仕事をストップすれば大丈夫です。課長に言ってOKもらっておきますね』

「助かるぅ~。みさきちゃん仕事できるようになってきたね・・」

『エリ先輩、ほめても何もでませんよ。』

「あらっ。本当のことよ。」

『いひっ・・』

「みさきちゃんかわいい・・・」



『課長。これなんですが、エリ先輩から頼まれまして・・・

こんな方向性で進めていきたいと思うのですが・・・

今日はこれ一本に絞って行きたいと思うので、今ある仕事は、急ぎではないので明日以降でもよろしいでしょうか?』

「どれ・・・・・うんいいな。いいだろう。エリにはOkを出していたから。他の仕事は明日以降で構わない。ただし、気を抜いて忘れるなよ。」

『はい。分りました・・・』






『エリ先輩、課長からOK出ました。今日の夕方には何とか形にしてお渡しできると思います。』

「助かるわ~。私は会議室にいるから、なんかあったら、電話してね。」

『はい、了解です!!』


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