先生に片想い



「声小さくて聞こえない」


「もういいよー!」



頑張って真面目に言った好きも

先生には届かないんだ。



先生には本命の人がいるというのに。



なんか虚しい……。

言っても言っても足りないんだ。




振り向いてもらえない…………。


「ぅ……」


また涙が出てきた・・・。


ダメだー…先生に迷惑だよ・・・。





あたしは理科室を出ようとした。



「待てよ…」


あたしの手をつかんだ先生。





「本命の人がいるんでしょー…?」


「いるけど?」


あたしにこんな事しちゃだめ…。




止めないでよー…。





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