Beautiful Butterfly
「こっちはクラゲだぁ~!」


僕を置き去りに、走り回る花音――……



本当は、僕は外に出ることはあまり好きじゃない。


だけど

ヒラヒラとスカートを翻して、無邪気な笑顔を見せるキミを見ていたら

来て良かったと心から思える。



僕は結局、キミが笑えばそれでいいのかもしれない。


人の趣味や嗜好なんて

恋人によって、いとも簡単に変わってしまう。



きっと、そういうものなんだろう。


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