初恋は実らない?!
「あっ、百合リビングにいて。今お茶持ってくるから。
花織、さっきは」

「謝らないで。ありがとう。」

幸夜が「ごめん」と言う前に、花織が言葉をかぶせた。

「私がフォローしてあげたの。」
私は幸夜の近くに行き、小さな声で言った。

「サンキュ。」
幸夜が私の耳元でそうつぶやいた。

バカ…
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