初恋は実らない?!
「本当?なんか悪くない?私のために。」

「誕生日なんだし、遠慮することないだろう?“今年こそは祝う!!”って張り切ってたし。百合は家族みたいなもんなんだってよ。俺も、おまえの大好物の唐揚げ作ってやるよ。」

「何で私の大好物知ってるの?」

「子供のときに約束したらしい。契約書みたいなもの書いたの覚えてねぇか?」

そう言って幸夜は私に紙を見せた。
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