初デートは二人きりで?
それは観覧車から出て、少しした頃。
ふとなにかを思い出した先輩に連れて行かれたのは、人気のない遊園地の奥。
そこにまるで隠れるように木の後ろに押さえつけられると、先輩は突然首元に顔をうずめて。
「だからって、なんでキスマーク…」
少しの痛みと、ちゅっと鳴った音に気付いた時にはきれいについていた赤いシルシ。
思い出しただけでも顔が赤くなるのに、自分が言った言葉で、さらに赤くなってしまう。
当の先輩は「男除け」なんて言ってるけど、さっき先輩自身が言ったように、空はすでに真っ暗。
園内はライトアップされてるものの、見えにくいのは確かで。
男除けの役には立たないのが現実。
ふとなにかを思い出した先輩に連れて行かれたのは、人気のない遊園地の奥。
そこにまるで隠れるように木の後ろに押さえつけられると、先輩は突然首元に顔をうずめて。
「だからって、なんでキスマーク…」
少しの痛みと、ちゅっと鳴った音に気付いた時にはきれいについていた赤いシルシ。
思い出しただけでも顔が赤くなるのに、自分が言った言葉で、さらに赤くなってしまう。
当の先輩は「男除け」なんて言ってるけど、さっき先輩自身が言ったように、空はすでに真っ暗。
園内はライトアップされてるものの、見えにくいのは確かで。
男除けの役には立たないのが現実。