アフター・スクール


「ひとりとかめずらしいね」
「今日は真剣な話をするからねー。千昭は邪魔なんだ」
「邪魔ってひどっ。まあ、上がりなよ」
「言われなくても上がりまーす。おじゃましまーす」


タンタンと階段を上るとあたしの部屋が見え、ふたりで中に入った。


「おーきれいにしてんじゃん」
「几帳面だからよ」
「よく言うわ」
「適当に座って」
「ういー」


和泉は遠慮なく近くにあった座椅子に座り、くつろぎ始めた。
あたしはというと、カーペットがちょうどないフローリングの上だ。







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