~綴りゆければ~

生を授かったあらゆる物は

いずれ迎える終焉の時まで


目に見えぬ行く先を
ひたすらに突き進む




お前に比べれば

何と短き生の時間

何と儚き生の世界




それでも
私は私の生を


もがきうなだれながら生きてゆく




お前のように

どっしりと構える事はできないけれど


お前のように

ひたすらに天を仰ぎ

ひたすらに自身の身体を
伸ばしてゆく事はできないけれど


私は私で

精一杯に生きるよ。



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