神様が決めたこと
-*-*-*-*-*-
ここはどこ…??
見渡す限り真っ黒な闇。
そこに光がさした。
「來花。」
「…花蓮…??」
そう名前を呼ぶと、笑顔で頷いた。
でも私が近づこうとすると、花蓮は離れていく。
なにをしても、花蓮に触れることはできない。
どうして…??
そう思って立ち止まっても、花蓮は離れていってしまう。
闇に飲み込まれていってしまう。
花蓮…
花蓮…
「行かないで…」
小さい、小さい声で呟いた。
-*-*-*-*-*-