神様が決めたこと


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ここはどこ…??



見渡す限り真っ黒な闇。



そこに光がさした。



「來花。」



「…花蓮…??」



そう名前を呼ぶと、笑顔で頷いた。



でも私が近づこうとすると、花蓮は離れていく。



なにをしても、花蓮に触れることはできない。



どうして…??



そう思って立ち止まっても、花蓮は離れていってしまう。



闇に飲み込まれていってしまう。



花蓮…



花蓮…



「行かないで…」



小さい、小さい声で呟いた。




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