神様が決めたこと


「お前なぁ、熱あんだから、無理すんなよ~。」



「熱…??」



「あぁ。
40度近いってよ~。」




あぁ…、だからこんなに頭が痛いんだ。



あれ…



目が閉じていく…




「おい…、大丈夫か~??」




力が…、入らない…




「寝た…??
この体制で…??」



「はぁ…」




溜め息が聞こえた途端、体が宙に浮いた。



膝の下と背中に腕が回される。



……、今の私、どんな体勢なんだろう…



まぁ、いいか…



もう…、無理だ…



そう思ったときには、また意識がなくなっていた。







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