【短】SECRET※DIARY
「だいたいどうやって部屋に入った!?」


「いつも通り、合鍵を使ってだよ」


初めて彼と会話ができて、ドキドキドキドキ胸がうるさい。

いつも遠くから見てた彼が、今はこんなに近くにいる。


「合鍵!?は!?いつの間に…っ!?」


驚いたその表情も好き。


「準太が言ってた…朝ご飯もじゃない?」


「え!?まじで瑛子じゃなかったの!?」


もう…さっきから何?

あたしがいるのに、名前を呼び合うなんて。


「ねぇ…あたし、怒ってないよ?だから…今すぐそんな女から離れて!」


感情が高ぶって、最後は声が大きくなってしまった。


ちゃんと教えてあげて?

あなたが好きなのは、あたしだって。


「な、何で俺が彼女の瑛子から離れなきゃなんねぇの!?つか、お前誰なんだよっ!」
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