転校生くんと私。
「ていうか、ここ。座れば?」
しゅんが指差した場所はしゅんの隣。
また、断ってもどうせ座らされるかな‥
そう思った僕は素直にしゅんの隣に座った。
「っ!?」
「ん?どうしたの?」
しゅんが驚いた顔をしている。なんで?
「いや、なんか素直に来たからさ。なんか‥珍しいなあと思って‥」
「珍しいって‥まだ僕としゅんは昨日会ったばっかりでしょ!」
何言ってんだか‥
「あ、そっか。」
「うん、そうだよ。」
「でも俺、ほのかの事気に入った。」
「えっ?」
今なんとおっしゃいましたか?
「ていうか、好き。」
「え?」
しゅんは真剣な顔で。
「だから、俺ほのかが好き。」
僕に。
「付き合って‥下さい。」
こう言った。
えええええーっ!?