転校生くんと私。
「え、だって、えええええ!?」
「だー!うっせーな。」
しゅんは顔をしかめている。
「だ、だって僕、しゅんと出会ったばっかだし、まだしゅんのこと全然知らないし‥」
あわあわとする僕を見てしゅんが、
「俺をフるなんて駄目。」
そう言って僕に近づいてきた。って、これってまさか‥
僕としゅんの唇が重なる。
「‥ちょ‥‥しゅ‥ん‥」
「あと、ちゅーしてる時に喋るのも駄目。」
コレ、どうなってるの‥?
「は‥‥ん‥っ」
「ん。可愛い。」
やっと、しゅんは唇を離してくれた。
僕はへにょへにょと床に倒れ込む。
「はあ‥はあ‥」
息が苦しい。
「たいしたディープキスでもねーのに、息止めてたのか?」
しゅんがにやっと笑って、
「もっとすげーの。したい?」
僕に顔を近づけた。