転校生くんと私。


「な、なんなんですか!?さっきから‥一体何がそんなにおかしいんですか!?」
私がそう言うと。

「わりぃわりぃ、いやー頑固だなと思ってさ。」
「?」
「こんなもん、女なら素直に受け取ればいいのに。」
彼は続けてこう言う。
「だから、ん。」

僕の手に紙袋を握らせた。
「やるよ。」
「〜っ//」
彼はにこっと笑った。

「あ、ありが‥と‥う。」
僕は下を向いて、小さな声言う。
あぁ〜っ!なんて素直じゃないんだ!
でも‥

「いーえ。」
男の人がこう言ってくれたから、僕は嬉しかった。

「あ、てかお前、この辺に住んでんの?」
「え、あ、はい。」
「ふーん。もしかして桜ヶ丘高校の生徒とか?」
「はい、そうですけど‥」

僕がこう言うと男の人は驚いた様子。
あれ、僕なんか変なこと言ったかな?

「じゃあ、また会うことになりそう。」
「え?」
「お前名前は?」
「えっと‥宮野ほのかです。」

すると男の人はまたまたあの笑顔で、

「俺、はるかわ しゅん!ほのかって可愛いな」

「!!??」

い、今なんとおっしゃいましたかあああ!?
か、かかか可愛いって‥

「んじゃーな!ほのか。また明日。」

そういって男の人は帰っていった。

「ん?また明日‥?」



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